まだらの原因はロドデノール
2013年7月に美白化粧品で衝撃的な事件がありましたよね。
大手化粧品会社カネボウの美白化粧品を使っていた人の肌が白くまだらになってしまった白斑問題。まだらの原因はロドデノールという美白成分でした。
ロドデノールとは
化学名称は「4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール」
ロドデノールはカネボウ化粧品が付けた呼び方です。
カネボウ化粧品が開発し、厚生労働省の承認を得た美白の有効成分です。ロドデノールは、メラニン生成反応にかかわる酵素「チロシナーゼ」と結合し反応を阻害するタイプの美白有効成分です。
ちなみにロドデノールはカネボウの研究により発見された美白成分ですので、資生堂の化粧品にはロドデノールは配合されていません。
どこの化粧品なら安全なのか?
このカネボウの白斑問題で、多くの人が「どのメーカーのどの美白化粧品なら安心できるの?」と思ったのではないでしょうか?
カネボウの場合、メーカーが顧客の声にきちんと向き合わず、自社の製品が悪いのではなく顧客の肌の問題だ、と一方的な思い込みがあったことで、被害が広まってしまったようです。
お客様が安心・安全に使ってもらえるように努力していて、お客様の小さな声にもきちんと耳を傾けている、そんな化粧品メーカーならこんなことにはならないのかなと感じました。
大手化粧品会社は、これができていて当たり前だと思います。
私たち消費者は大手だからと信頼してお金を払って化粧品を買うのですからね。
安全な化粧品選びの基準
どこだったら安全で安心できるの?
安全な化粧品を使いたいのであれば、自社の研究所や製造工場を持っていて、品質管理を徹底している化粧品会社を選ぶべきです。
それは大手化粧品会社にしかできないことですし、また大手化粧品会社は研究所をもっていることが最大の強みになっています。
カネボウの白斑事件は、大手の信頼を失墜させる大事件でした。
これを機に化粧品会社は改めて、化粧品の安全性について今まで以上に真摯に取り組むようになったのではないでしょうか。
安心できる化粧品会社については、また別の機会に詳しく書いていきたいと思います。