高SPF・PAは、お肌への負担になる?
日差しが強い日が続く中、気になるのは紫外線対策ですよね。
テレビや雑誌などで最近よく言われているのが、光老化というキーワード。
紫外線を浴びるとシミや日焼けするから日焼け止めを塗ったり美白ケアしている、という方も多いと思いますが、紫外線対策をした方がいい本当の理由はお肌の老化を防ぐためでもあるのです。
高SPF・PAが誤解されている
化粧品に記載されているSPFやPA。高ければ高いほど、しっかり紫外線をブロックして防いでくれそうだからいいのかな?と思いますよね。
それと同時に世の中に広がっているのが、高SPFや高PAだと肌へ負担が大きくなってしまうという情報。
ぶっちゃけますと、高い数値だから刺激があったり、肌の負担になるというのは、ある意味正解であり、ある意味間違っていると言えます。
その理由は、高SPF・高PAのものだけど敏感肌の人でも使える低刺激の処方がされた化粧品がたくさん販売されているからです。
単に数値だけで判断するのではなく日焼け止めに配合されている成分やどういった処方になっているかが重要になってきます。
SPFとPAについて
SPF・PAは数値が高いということだけが、肌に悪い訳ではないのがわかったところで、数値の表わす意味も覚えておきましょう。
SPF 紫外線を防ぐ時間は何分?
SPFは、紫外線B波(UVB)の防止効果を表す数値のことです。
SPFとはSun Protection Factorの略語。SPF1で20分~25分と換算。一般的によく使用される化粧品の数値でみると「SPF20=400分=約6時間」日焼けするまでの時間を遅らせることができると言われています。
ちなみに、時間の幅があるのは、ひとそれぞれの肌の色に影響していて、色白さんならSPF1で約20分、普通肌さんならSPF1で約25分、色黒さんならSPF1で約30分が目安になっているからです。みんな同じ肌の色じゃないから、違いがあって当然・・・ですね。
数値はSPF2~SPF50+で表示されています。
PA 光老化に直接関係!SPFよりこっちが大事
PAは、紫外線A波(UVA)の防止効果を表す数値の事です。PAとはProtection Grade of UVAの略語。SPFのような効果を数値化するのが難しいため「+(プラス)」で表示され、その効果の目安をUVAPFの値を目安にしています。UVAPFとはUVA Protection Factor of a Productの略語。
ちなみに以前は見かけなかった「PA++++」は、2013年1月1日からこの表示が可能になりました。
表示は全部で4段階あります。
分類表示 | 効果 | UVAPF |
PA+ | 効果がある | 2以上4未満 |
PA++ | かなり効果がある | 4以上8未満 |
PA+++ | 非常に効果がある | 8以上16未満 |
PA++++ | きわめて効果が高い | 16以上 |
※メモ…PPD(Persistent Pigment Darkening)という測定方法もあるようですが、日本の化粧品表示では一般的ではないので割愛させていただきます。
日焼け止めの効果を持続させるためには、汗をかいたら塗り直す、は夏でも冬でも同じです。
1年中日焼け止めが必要と言われるワケ
最初にお伝えしたように紫外線によるシミ、日焼けを防ぐための日焼け止め。色が黒くなることやしみができること以上に、光老化という肌を老けさせる原因になる紫外線。
毎日運転するドライバーさんって窓側の方ばっかり日に当たりますよね。そんな方の写真を見て衝撃を受けました。だって半顔だけおじいさんになってたのですから^^;笑えない。。。
オフィスでも窓側の席に座って仕事されているあなた!毎日、秋でも冬でも日焼け止めちゃんと使ってますか?
というわけで、1年中日焼け止めは美容業界の中では常識になっています。
でもやっぱりお肌への負担が心配って方はオーガニックの日焼け止めってのもあるので、ご興味があればこちらも読んでみてくださいね。